カカオの産地と品種を解説。代表的な3つの原産国から

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近年、Bean to Bar(ビーントゥバー)チョコレートブームにより、カカオの産地が注目されるようになってきました。

カカオは産地や品種によって風味が異なります。香ばしい物やフルーティーなものなど、その違いを楽しむのも面白いですね。

でも、どの国のカカオにどんな特徴があるのかはあまり知られていません。

そこでこの記事では、カカオの代表的な産地3か国と栽培品種をご紹介します。これを知っているだけで、ちょっとチョコレート通になれるかも。

カカオ豆の風味を左右する産地と品種



産地や品種によって風味が異なるカカオ豆。品種ごとに風味が違うのはもちろんですが、同じ品種でも、産地が違うとまた別の風味になります。

日本で言えばご当地野菜がそれに近い感覚です。同じ作物を育てても産地によって味が異なり、その土地ならではの味わいを生みます。さらに、こだわって育てている農園で作られた作物には付加価値が付きます。

カカオ豆もそれと同様、同じ品種でも育て方によって仕上がりが大きく異なります。大きな要因で言えば生産国、小さな要因で言えば農園の環境や土づくりなど。まったく同じ風味のカカオ豆は2つと無いと言っていいでしょう。

つまりカカオ豆の風味はオンリーワン。産地の数だけ風味があるのです。

代表的な産地3か所。栽培されている品種と特徴



産地で風味が異なるカカオ豆。代表的な生産国の品種と特徴をご紹介します。

現在栽培されているカカオ豆の品種は主に3種類。栽培の歴史が最も長いクリオロ種、育てやすいフォラステロ種、品質と育てやすさのバランスが取れたトリニタリオ種です。

ここではその中から、クリオロ種とフォラステロ種の産地と特徴についてご説明します。

ガーナ。バランスのよいフォラステロ系豆

世界第2位の生産量を誇るガーナ。日本が輸入しているカカオ豆の74%を占める、日本のチョコレートと関係が深い産地です。

栽培品種はフォラステロ種。苦味・渋み・酸味のバランスが取れた品種で、香ばしさの余韻も残るため、多くの人から好まれる味わいと言えます。

日本に出回っているチョコレートの原材料としても多く使われているため、馴染みのある味わいに感じるかもしれません。

エクアドル。フローラルなフォラステロ系豆

中南米のエクアドルで生産されるフォラステロ種は、エクアドル特有のフローラルな香りとカカオ感の強さが特徴的。

口に入れた瞬間、まるで花の香りが広がるように強い風味を感じることができます。

風味付けに用いられる、フレーバービーンズとして使われることが多いです。

ベネズエラ。ナッティなクリオロ系豆

中南米のベネズエラで栽培されているのは、チョコ発祥の地アステカの皇帝も食したとされるクリオロ種。

ベネズエラのクリオロ種は雑味が少なく、ナッティ(ナッツのような)な風味が特徴。クリオロ種は生産量が非常に少なく希少なため、多くのショコラティエがベネズエラのカカオ豆を求めるのだとか。

産地と品種で風味が変わるカカオ豆

品種が同じでも産地の違いで風味が変わるカカオ豆。国ごとに特徴が異なり、その違いはチョコレートの仕上がりを左右するほどです。

最近は、デパ地下やコンビニでもBean to Bar製品を取り扱うことがあります。 カカオの産地を記載したチョコを見つけたら手に取ってみてください。チョコレートが生産国へとトリップさせてくれるかもしれませんよ。



投稿日:2020年4月22日 (更新日:2020年10月25日)