チョコレートを愛した偉人たち。その楽しみ方とチョコレートの魅力



目次


今も昔も、多くの人を虜にする魅惑のスイーツ、チョコレート。

17世紀にヨーロッパ各地へ広まってからというもの、多くの偉人たちにも愛されてきた歴史を持っています。

チョコの持つ甘さの誘惑には、あの有名なショパンや、ナポレオン皇帝すら虜にされたとか。

今回ご紹介するのは、チョコレートをこよなく愛した偉人たち。そして活躍中の有名人の方たちです。

チョコ好きには国境など関係なし、偉人たちのチョコ愛をどうぞご覧ください。


偉人たちをも虜にするチョコレートの魅力


なぜ多くの人たちがチョコレートの虜になってしまうのか。

そもそも、多くの人を虜にする、チョコレートの魅力とは何なのでしょう?

考えて見ると、甘さ、香り、ほろ苦さなど、チョコレートは、様々な楽しみ方の顔を持っています。

そこで、チョコレートの何が人たちを魅了し続けるのか、チョコレートの魅力について再確認してみたいと思います。



甘さと苦さの絶妙なハーモニー


チョコレートの魅力と言えば「甘さ」だと思いますが、その甘さを引き立てているのが、カカオの持つ「苦さ」です。

スイーツは甘ければ甘いほどおいしいような気がするのですが、実際はそうでもありません。

自分でスイーツを作った時に「甘すぎて美味しくなかった」という経験をしたことはあるでしょうか?

スイーツは甘すぎると逆に美味しさが半減し、むしろ食べにくいものになってしまいます。

チョコレートは、甘さと苦さがそれぞれを抑制しあい、絶妙なバランスをとることにより、あの美味しさを再現しているのです。

甘さと苦さの絶妙なハーモニー、それこそがチョコレートの魅力の原点です。


テオブロミンが放つ、独特の甘いよき香り


チョコレートを食べる時、魅惑的な甘い香りがしますよね。

この甘い香りの正体、それはカカオに含まれる「テオブロミン」という成分なんです。

テオブロミンの名前は、「テオブロマ・カカオ(神様の食べ物)」というギリシャ語に由来したもの。集中力アップやリラックス効果がある、近年注目の成分です。

「神様の食べ物」とはよく言ったもので、我々は昔も今も、このテオブロミンの香りに魅了され続けているわけです。


パティシエが創る、見てもおいしいチョコレート


チョコレートの楽しみ方、その一つに「見て楽しむ」ことがあります。

バレンタインデー商戦中のデパ地下へ行くと、見目美しいチョコレートがショーケースいっぱいに並んでいますよね?

チョコレートは、食べずとも見るだけで虜にされる、美しさとおいしさを両立させているスイーツなのです。

そしてその美しさを創り上げているのがパティシエたち。

チョコレートをより美しく、そして魅力的な姿に仕上げることで、嗜好品としての一面を際立てています。

世界的なショコラパティシエのコンテスト、「ワールドチョコレートマスターズ」では、もはや芸術品の域とも言えるチョコレートを見ることができますよ。

参考記事:世界最大のチョコレート大会「ワールドチョコレートマスターズ2018」日本の垣本シェフが4位と健闘(クックビズ総研)

チョコレートを愛した海外の偉人たち


海外で、チョコレートを愛した偉人が多いのは、なんといってもヨーロッパです。

チョコレートが嗜好品として楽しまれるようになったのは、16世紀から。当時は、ヨーロッパの上流階級のみが楽しむことができる高級なものでした。

「特別な物」として扱われていたチョコレートは、チョコレートを楽しむ場所である、チョコレートハウスや、チョコレートドリンク専用の器が生み出されるなど、一つの文化として根付いていきます。

そして、ヨーロッパの偉人たちを中心に、人々を魅了していったのです。


エリーザベト皇后。ザッハトルテをこよなく愛した皇后


19世紀に生きた、オーストリア=ハンガリー帝国の皇后。夫は、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世。

夫の死後、晩年まで喪服を着続けたエピソードは広く知られており、旅行中にジュネーヴ・レマン湖のほとりで殺害されました。

無類のチョコレート好きで知られる彼女は、濃厚なチョコレートケーキ、ザッハトルテが大好物。オーストリアの国立公文書館には、ザッハトルテの領収書が保管されているほどです。

また、絶世の美女としても知られており、身長172cmの長身にウエスト50cmという、驚異のスタイルを維持し続けたことで有名です。

スタイルと美貌を維持するためなら努力をいとわず、独自のエクササイズや食事を行ったとされています。

しかし、スタイルの維持と同じくらい諦めなかったのがチョコレート。

ダイエット中でもチョコレートだけは絶対にやめなかったというのですから、チョコレートへのゆるぎない愛を感じますね。


ショパン。ホットチョコレートが支えた創作活動


フルネームは、フレデリック・ショパン。ポーランドを代表する作曲家の1人で、ピアノ独奏曲を多く作曲したことから、「ピアノの詩人」と呼ばれています。

そして、世界的な音楽家である彼もまた、チョコレートを愛した1人だったのです。

ショパンの日課は、毎朝のショコラ・ショーを飲むこと。

ショコラ・ショーとは、チョコレートとミルクを合わせたホットドリンクで、優しい甘さとカカオの香りが魅力的な飲み物です。

ショパンの作曲活動を支えたと言われるのが、このショコラ・ショーでした。

ショパンは生まれつき病弱な体質でありました。そのため、滋養強壮によいとされるチョコレートを毎朝飲んでいたのだそうです。

ちなみに、毎朝のショコラ・ショーは、恋人のジョルジュ・ド・サンドが作ってくれたそうですよ。


ナポレオン。行軍にもチョコレートを携帯


フランス皇帝ナポレオンも、チョコレートを愛した偉人の1人。彼を描いた有名な絵画では、馬に乗って力強く手を掲げていますが、その力強さを支えたのがチョコレートだったのです。

ナポレオンは、18~19世紀に生きたフランスの皇帝です。フランス革命後の時代に、類まれなる求心力でフランスを統制した、フランスきっての有名人です。

そんなナポレオンは「チョコレートがあれば他の食べ物を断つこともできる」と言うほど、チョコレートが大好きでした。

また、アルプスを越える行軍の際に、チョコレートを携帯食として使用したことでも知られています。

今では登山のお供によく用いられるチョコレートですが、昔からパワーフードとして用いられていたんですね。


チョコレートを愛した日本の偉人たち


海外に比べると少ないですが、日本にも、チョコレートを愛した偉人が存在します。

海外よりチョコ好きで知られる偉人が少ないのは、日本にチョコレートが入ってきた時代が比較的遅かったからです。

日本にチョコレートが入ってきたのは、17~18世紀ごろと言われており、明治維新後に広く楽しまれるようになっていきました。

1918年、森永製菓からチョコレートが販売されると、大衆化が加速。だんだんと、みんなのおやつとして親しまれるようになっていったのです。


手塚治虫。チョコが無いと漫画が描けない発言も


誰もが知る漫画家界の巨匠。

手塚治虫のチョコレート好きはとても有名で、「チョコが無いと僕は漫画が描けません!」と、深夜にもかかわらず編集者にチョコを買ってきてもらったエピソードもあるほどです。

手塚治虫の障害を綴った本、『ボクの手塚治虫せんせい』(講談社)では、徹夜のお供が、ゆで卵とチョコレートだったと記されており、チョコレートは創作活動の欠かせないお供だったことを知ることができます。

手塚治虫がチョコレート好きなのは、ファンの間でも有名で、墓前にチョコレートを備えるファンも多いのだとか。

数々の名作を生み出した陰には、チョコレートのひそかな活躍があったんですね。


岩倉具視。日本で最初にチョコを食べた使節団の1人


19世紀に生きた日本の政治家で、外務卿(現在の外務省長官)を務めた方です。

1871年に、岩倉使節団を率いてヨーロッパ各国の視察を行いました。数年にわたった視察を行う中、フランスのリヨンでチョコレート工場の視察を行い、チョコを食べたことが記録に残っているそうです。

岩倉使節団は、日本で最初にチョコを食べた団体と言われており、その代表だった岩倉具視もまた、日本におけるチョコレートの第一人者として知られています。


森茉莉。毎日チョコはかかさなかった、森鴎外の娘


森茉莉は、文豪森鴎外の娘で、彼女もまた作家として活動をしていました。

彼女の著した食エッセイ、『貧乏サヴァラン』(ちくま文庫)では、嗜好品について書かれた章の最初にチョコレートが登場します。

「まずチョコレェト」と書かれた文章から、彼女のチョコレート愛がにじみ出るようです。

また、日々の生活にチョコレートを欠かすことが無く、毎日下北沢までチョコレートを買いに出かけたというエピソードが残っています。

チョコレートをそのまま食べるのはもちろん、板チョコを砕いてホットチョコレートを作っていたことも知られています。


日本で活躍する、チョコレートとなじみ深い人たち


次にご紹介するのは、現在活躍中の、チョコレートとなじみ深い人たちです。

チョコレートが広く楽しまれるようになった現代になると、子どもからお年寄りまで、チョコ好きな方の人数は、もはや数えられないほどいるのが現状です。

日本で活躍する著名人の中にも、チョコレート好きな方や、チョコと馴染みの深い方がたくさん登場するようになりました。

そんな中でも、チョコが特に好きで、独特なエピソードを持つ3名をご紹介します。


加藤一二三。対局のお供はチョコレート


天才棋士として知られるのが、加藤一二三さん。今はタレントとして活躍をしており、持ち前の明るいキャラクターでお茶の間をほっこりさせてくれています。

そんな加藤さんの棋士時代を支えたのがチョコレートでした。

将棋の対局は長時間に及ぶため、食事やおやつを挟んで行います。そしておやつとしてよく食べたのがチョコレート。

1日に2枚食べるのが定番で、最も多かった時は、対局中に10枚ものチョコレートを食べたという記録が残っています。

将棋は頭脳を極限まで使った競技ですから、脳が糖分を大量に欲するのでしょうか。とにかく「10枚」という数字はインパクトが絶大ですね。

なお、好きなチョコレートは、森永製菓のチョコレートだそうです。


楠田恵理子。チョコに関する著書も


フリーアナウンサーとして数多くのメディアで活躍する、楠田恵理子さんもまた、チョコレートをこよなく愛する一人。

「チョコレートが無いと生きていけない」と言うほどのチョコレート好きで、芸能界でもそのチョコレート愛の強さは有名。

TBSの人気番組、『マツコの知らない世界』では、「チョコレートの世界」を熱く語り、世界各国の絶品チョコレートをプレゼンしました。

また、エッセイストとしても活動している楠田さんは、自らの著書に『チョコレート・ダイエット』(幻冬舎)と、『チョコレートの奇跡』(中央公論新社)があります。

どちらも、チョコ好きを極めたゆえの書籍で、チョコレートについて、じつに詳細なリサーチをして書かれたものです。

現在もチョコレートの可能性を探求し続けており、世界狭しとチョコレートを求めて飛び回っています。


倉科カナ。チョコレート大好き芸人にも出演


人気女優として知られる、倉科カナさん。自他ともに認めるチョコレート好きで、テレビ朝日のバラエティ番組『アメトーク』では、チョコレート大好き芸人として登場しました。

アメトークに登場した時の衣装が、チョコレートカラーで統一されていたことで話題となり、倉科さんを一躍チョコ好きとして認識させる発端となりました。

番組の中では、おすすめチョコレートを紹介。それがこの、MAMANO CHOCOLATE(ママノチョコレート)の赤坂カードチョコレートです。

赤坂に本店を構えるMAMANO CHOCOLATEは、エクアドルで無農薬栽培された「オーガニックアリバカカオ」専門のチョコレートショップ。

オーガニックアリバカカオは、世界で生産されるカカオのうち、たった2%の大変希少なもの。

最高品質のカカオのみを使って作られたチョコレートは、まさに「神様の食べ物」と呼ぶに値する一品。

かつて、古代南米で「神様の食べ物」と呼ばれたチョコレートを、現代によみがえらせたような、こだわりのチョコレートです。


(出典:MAMANO CHOCOLATE)


(出典:MAMANO CHOCOLATE)

今も昔も多くの人たちに愛されるチョコレート


アステカ王国時代から始まり、ヨーロッパに伝わり、そして世界に広まっていったチョコレート。

今や世界中の人たちを虜にしている食べ物ですが、多くの偉人たちを虜にし、また、彼らの生活に強く根付いていたものでもありました。

ひとたび食べればたちまち虜になってしまう、今も昔もチョコレートの「魔力」とも言えるような魅力は変わりません。

まさに「神様の食べ物」と呼ぶにふさわしいチョコレートの魅力。これからも多くの人たちを魅了し続けていくのでしょう。


投稿日:2019年10月24日 (更新日:2020年1月28日)


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